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年金保険料の納付がカギ

医者と看護師

後発の障害があれば

障害年金は、あくまでも保険制度の上で成り立っており、うつ病も受給対象の傷病です。そのため、年金保険料を支払うことができない人は、免除や猶予の手続きをしておかないと、受給要件にあてはまらなくなるので注意が必要です。年金保険料の支払期間については、実際に保険料を支払ったり、免除をした期間を含めて,初診日の属する月の前々月までに3分の2以上支払っていることが条件になります。初診日の属する月というのは、たとえば、初診日が9月20日であれば、初診月は9月です。ですから、前々月の7月までに、納めなければならなかった年金保険料の3分の2以上の期間を納める必要があります。32歳でうつ病を発症し初診となったのであれば、20歳から32歳までの12年間のうちの3分の2、つまり8年間は、年金保険料を納めておかなければなりません。しかし、20歳から60歳まで加入しなければならない国民年金の3分の2以上を納付しなければならないというのは、かなり大変なことです。仮に50歳で初診日を迎えた人なら、30年間のうち20年以上は納付していないといけない計算です。そこで、現在は、令和8年4月1日前までの時限措置として、直近1年間に保険料の未納がなければ、障害年金の受給要件に該当することとしています。また、初診日の時点で、どの保険料を支払っていたのかを特定するためにも、やはり初診日の証明は、障害年金の受給要件として重要です。
初診日の時点で、3級相当であるものの、年金保険料の未払いがあり、受給申請を行えなかったという人もいるかもしれません。障害年金の請求方法には、複数の障害をあわせて2級以上に該当する場合、初めて2級による請求を行うことができます。うつ病の症状はさまざまで、その出方には波もありますので、後発の障害が発生する可能性も高いです。初めて2級による請求というのは、前発の障害と後発の障害を二つ以上合わせた場合に、障害等級が2級以上になるケースに適用する方法です。つまり、障害厚生年金などで3級以下の場合、新たに何らかの障害が発生し、その二つ以上の障害を合わせると、障害が重くなる例に活用できます。前発3級と後発3級をあわせて2級となりますが、初めて2級による請求を行う場合には、後発の障害時点で、年金保険料を支払っていたかどうかで要件を満たすかどうかの決定がなされます。そのため、前発3級だったものの、保険料の未払いがあり、受給されなかった人でも、後発3級の時点で、保険料を支払っていた、あるいは法廷免除を受けていれば、2級での認定を受け受給することが可能です。自分は年金保険料の支払いをしていなかったので、今後も障害年金は受けられないと考えずに、このようなケースもあることを知識として入れておき、うつ病の治療中も保険料の支払いや免除の手続きを行っておくことが大事です。